心に残るカンピオーネ・2
ディエゴ・マラドーナ
この人の名前はほとんど語る事がなくても、サッカーファンなら誰でも知ってるように思う。
愛称は「神の子」。アルゼンチンでは今でも英雄であると共に、いろんなスキャンダルを振りまいてきました。
初めて、この人を見たのが’86年メキシコワールドカップのVTRで、何気ないプレーの中に誰も近寄る事のできないオーラみたいなものを感じました。
中でも圧巻だったのが、イングランド戦の5人抜きゴール。
中盤でボールを受けたマラドーナが、そのままドリブルで持ち込み、最後はGKまでかわして無人ゴールにシュートを入れました。
ちょうど「サッカーって面白いなぁ」と感じ始めたときだけに、このプレーはインパクトが強かったです。
’94アメリカW.C.の本大会予選でゴールを決めた時のあの異様と思える表情を見せるまで、自分の中ではまさに「神様」でした。
この人を見るにつれ思うのは、長島茂雄氏の不良版なんだなぁ。と(笑)
誰にも想像のつかないプレーをして、観衆を楽しまさせたかと思うと、グラウンドの外ではまさに傍若無人の振る舞いで、周囲をパニックに陥れたり。(笑)
ただ、当時の事を振り返って、その当時の他のスター選手達が、一様に「自分と彼(マラドーナ)を比べるなんて、彼に失礼だよ。」と言った発言をしていることからもわかるように、図抜けた選手だった事が伺えます。
最近のサッカーを見ると、身体的、戦術的に洗練された選手は多くなってきたように思いますけど、技術に関して言えば、ジダンやロナウジーニョですら、マラドーナの足元にも及ばないような気がします。
日々の修練があってこそ、なんだろうけど、マラドーナのプレーはまさに「神様が特別に与えたようなもの」のような気がします。
コンフェデ杯 vsギリシャ
やりましたよ!日本代表。ギリシャに1-0で勝利です!!
相手はヨーロッパ王者のギリシャでしたけど、今日は明らかにコンディション不足でしたね。
試合前に4-4-2のフォーメーションと聞いたときには、「ジーコがまたトチ狂った!」(失礼)と嘆いていたんですけど。(笑)
予想に反して心配してたDFラインの機能不全も起こらず、中村選手も攻守で顔を出すなど、一部の選手の怠慢も見られず、自分的には満足のいく試合でした。
ただ、ちょっと心配なのが、この勝利でジーコが「4-4-2でいいじゃん♪」とか思ってしまわないかということですね。今日の試合で言えば、ギリシャが本調子でなかった事が一番の要因かと・・・まぁ、しょっぱなからブラジルにいい所無しで3-0で粉砕されれば、自信とモチベーションと著しく低下させていたとしても、なんら不思議はなんですけどね。これからも、4-4-2を試すなら、サポーターとしてお願いしたい。もうやめてくれ。と(笑) アジアで内すらまともに機能しなかったこのシステムで本当のサッカー列強国に勝てるはずがないと思うからねぇ。
試合は前半から押し気味に勧めてた日本を見て、「メキシコの時とはちょっと違うな。持たされてる感じじゃないな。」と思いながら観てました。実際、ギリシャが日本のカウンターや、細かいパス回しについていけないのを見て、「ひょっとしたら・・・」と、甘い思いを抱いてました。
後半に入って、疲れからか日本のパスの精度が落ちてきたように感じたんですけど、すでにギリシャの方がいっぱいいっぱいになってるのを見て、「パワープレイだけに気をつければいけるかも…」とますます期待は膨らんでいきました。
そして、後半31分。先発の玉田選手に代わって途中出場の大黒選手が中村選手のスルーパスを絶妙のシュートで流し込んだ瞬間。夜中の3時前だというのに大声で「よっしゃ!!」と叫び、寝ていた家族に「うるさい!」と怒鳴られる始末・・・(笑)
残り時間は、1-0で完全に意気消沈してしまったようなギリシャを、一方的に押し込む形が増え、「あと1点…あと1点…」と念じてましたよ。残念ながら、かないませんでしたが…
ただ、三都主選手が、ほとんど消えてた左サイドが気になる。
右サイドからの攻め上がりが目立っただけに、ちょっと惜しい気もします。
前半の加地選手はキレていた。後半はいつも通り、どこかに旅立たれてたけど。(笑)
小笠原選手も前半は守備にも貢献し、いい動きだったんじゃないかなと思います。攻撃面ではあまりインパクトはありませんでしたけれど。
玉田選手は途中交代になってしまったけど、相手の裏をつくスピードはさすがだなと、あれのおかげでギリシャのDFが押し上げできなくなったように思います。あとはもう少し枠を捉える技術があったら…
繰り返しになるけど、4-4-2はいい加減あきらめてください(笑)
今日の試合はギリシャが中盤をほとんど無視したロングボール戦術だったから良かっただけであり、ショートパス連続や、ドリブルでのアタックで来られたら、どこかでかならず綻びが生じると思います。2人のFWに2人のCBだと、どうしても突破されるだろうし…ゾーンのチェックも少しでも遅れればメキシコ戦のようなミドルを叩き込まれる心配もあります。
ともあれ、今日は日本代表の勝利を素直に喜びたいです。
大黒選手。ほんとにありがとう!おかげで、興奮してもうしばらく眠れそうにないですよ。(笑)
ワールドユース vsオーストラリア
ワールドユースのオーストラリア戦…
日本ユース代表、お尻に火が点くのが遅すぎる!ヽ(`Д´)ノ
決して格上のチームじゃなかったオーストラリア相手に攻めきれない印象が、強く残りました。
その中でも、平山選手の動きの悪さに、がっかりしてしまった・・・まぁ、マークがきついのもあるんでしょうけど…それでも、オフザボールの時の動きが全体的に緩慢だったように思います。
後半失点してからの、追い上げは見事だったんだけど、試合を通して選手達から気合が全然伝わってきませんでした。
しょっぱなからオランダとやって、ランクの落ちる2チームとの試合でモチベーションが下がったのかなぁ。とも思いましたよ。ベナン戦もオーストラリア戦でも勝利で勝ち点3をとることができなかった日本代表に、昔のA代表の悪しき風習。格上のチームにはひたむきに戦って、勝てないまでも「これが日本のサッカーだ」と見せ付けたかと思えば、格下と思い込んでるチームにいい所無しでスコアレスドローだったり・・・と。そんな時のことを思い出してしまいました。
まぁ、悪い中でも動きがいいなぁと思える選手も何人かはいました。
まずはカレン選手。前線からチェイシングをかけて、点が取れないまでも、バックス陣にゆとりを与えさせないプレーには好感が持てました。ただ、前線で起点になれないのは何とかしてもらいたいですが。
それから、途中交代で入った水野選手、兵頭選手が司令塔の位置にいるときよりも前線の攻撃が活性化した印象を持ちました。FKも兵頭選手より信頼できる点も良かったですね。2列目から、前に飛び出そうとする動きも良かったように思います。
勝ち点2なのに、決勝Tにラッキーで進めたんですが、次の相手はモロッコ。
ベナンより弱い格下だ。と舐めてかかったら、あっさり負けてしまいそうな印象が、今のユース代表にはあります。それだけ今のユース代表は全く機能してないように思えるからです。
オランダ戦での後半をのぞば、3戦とも非常に内容のない、低レベルな試合をしてるなぁ。と言うのがユース代表に対する自分の率直な意見です。
決勝Tが始まるまでに平山選手頼みの攻撃パターンをもっと変えていく必要があるんじゃないかなぁ…
3戦とも平山選手がほとんど機能してないだけに、そこに重点を置いて、チーム意識を変えていく必要があると思いました。
でも、日本ユース代表決勝T進出おめでとう。特に前田選手、あなたがいなかったらと思うと…(笑)
まるでW.C.アジア予選での北朝鮮戦の大黒選手のようでしたよ。ナイス強運(笑)
付け加えて…
監督マーケット
クラウディオ・プランデッリ(ITA) … 無所属(元ASローマ)⇒フィオレンティーナ(ITA)
ルイジ・デル・ネーリ(ITA) … 無所属(元ASローマ)⇒パレルモ(ITA)
デリオ・ロッシ(ITA) … アタランタ⇒ラツィオ(ITA)
ホアキン・カルロス(SPA) … セビージャ⇒ディポルティポ・ラ・コルーニャ(SPA)
ホセ・ルイス・メンディリバル(SPA) … エイバル⇒アスレティック・ビルバオ(SPA)
カルロス・ビアンチ(ARG) … 無所属(元ボカ・ジュニアース)⇒アトレティコ・マドリー(SPA)
キケ・サンチェス・フローレス(SPA) … ヘタフェ⇒バレンシア(SPA)
ジェラール・ウリエ(FRA) … 無所属(元リバプール)⇒リヨン
ジャック・サンティニ(FRA) … 無所属(元トッテナム)⇒オセール(FRA)
ロナルド・クーマン(HOL) … 無所属(元アヤックス)⇒ベンフィカ(POR)
エルウィン・クーマン(HOL) … RKC⇒フェイエノールト(HOL)
ゴードン・ストラカン(SCO) … 無所属(元サウサンプトン)⇒セルチック(SCO)
エリック・ゲレツ(GER) … ヴォルフスブルグ⇒ガラタサライ(TUR)
5月末から6月中旬にかけて移籍の決まっている選手
SERIE A (ITA)
ジュリアーノ・ジャンニケッダ (MF/ITA) … ラツィオ⇒ユヴェントス
ロベルト・コバチ (DF/CRO) … バイエルン・ミュンヘン(GER)⇒ユヴェントス
マレク・ヤンクロフスキ (MF/CZE) … ウディネーゼ⇒ACミラン
ヴィトール・バレット (FW/BRA) … トレビーゾ(SERIE B)⇒ウディネーゼ
ジョゼ・ヴィヂガル (MF/POR) … リボルノ⇒ウディネーゼ
シャバニ・ノンダ (FW/CON) … モナコ(FRA)⇒ASローマ
ロドリゴ・タッディ (MF/BRA) … シエナ⇒ASローマ
サムエル・オセイ・クフォー (DF/GHA) … バイエルン・ミュンヘン(GER)⇒ASローマ
ランベルト・ザウリ (MF/ITA) … パレルモ⇒サンプドリア
LIGA ESPANOLA (SPA)
パトリック・クライファート(FW/HOL) … ニューカッスル(ENG)⇒バレンシア
エドゥ (MF/BRA) … アーセナル(ENG)⇒バレンシア
ルイス・ヴァレンシア (MF/ECU) … ナシオナル(ECU)⇒ビジャレアル
マリアーノ・バルボサ (GK/ARG) … バンフィエルド(ARG)⇒ビジャレアル
PREMIERSHIP (ENG)
エドウィン・ファン・デルサル (GK/HOL) … フルアム⇒マンチェスター・Utd
ヤロスラフ・ドロブニ (GK/CZE) … パニオニオス(GER)⇒フルアム
ミカエル・フォーセル (FW/FIN) … チェルシー⇒バーミンガム
BUNDESLIGA (GER)
ヴァレリアン・イスマエル (DF/FRA) … ブレーメン⇒バイエルン・ミュンヘン
トルステン・フリンクス (MF/GER) … バイエルン・ミュンヘン⇒ブレーメン
マイク・ハンケ (FW/GER) … シャルケ⇒ヴォルフスブルグ
トーマス・ブルダリッチ (FW/GER) … ヴォルフスブルグ⇒ハノーファー
チャフダール・ヤンコフ (MF/BUL) … スラビア・ソフィア⇒ハノーファー
カスペア・ベゲルンド (DF/DEN) … PSV⇒ボルシアMG
LIGUE 1 (FRA)
トワフィル・マウリダ (FW/FRA) … レンヌ⇒モナコ
ジェラール・ロペス (MF/SPA) … バルセロナ⇒モナコ
クリストフ・ランラン (MF/FRA) … リール⇒パリSG
ジョン・ウタカ (FW/NIG) … ランス⇒レンヌ
OTHER LIGUE
マルクス・ロセンベリ (FW/SWE) マルメ(SWE)⇒アヤックス(HOL)
ミカ・ヴァイリネン (MF/FIN) ヘーレンフェン(HOL)⇒PSV(HOL)
トミスラフ・ショコタ (FW/CRO) ベンフィカ(POR)⇒ポルト(POR)
ウラティスラフ・ロクベンツ (FW/CZE) ボーフム(GER)⇒ザルツブルグ(AUT)